mori板橋の地でそば屋を開業し、おかげさまで5年を迎えようとしています。

この地で開業する前は、主に下町と呼ばれるエリアでそば屋の仕事をしていました。

板橋区で開業して特徴的だと思った点がいくつかあるのですが、そのうちの一つを今日のテーマに。

 

 

休日に限らず昼時に60代以上と思われるご夫婦が来店されると、私の概算ですが、、

70%くらいの確率で奥様はもりそばをご注文されます。(じつはこれ下町ではこんなに高くないはずです。。)

とても気になる現象なので自分なりに考えたのですが、

おそらく、旦那さんの「今日はそばだ!」という意見にお付き合いで来店されたのだろうなと。。。

 

じつは、私の義父はそば好きで自分でも打つほどでした。出先でもそば屋に行くことが多かったようです。

そんなとき、それほどそばが好きではない義母は已む無くお付き合いでそば屋に入り、うどんを食べていたという話を生前に伺いました。

そんな義母も私のそばを食べて以来、さらせんに自分の友人を連れてくるほどのそば好きになりました。

私の長いそば屋歴の中で、そば好きではなかった人をそば好きにした経験はたくさんあります。

特に、東京のそばを毛嫌いしていた関西人の方を驚かしたことは数え切れないほど。(関西に知人が多いので。笑)

まあ、これは余談ですが。

 

私が「さらせん」で目標としていることの一つに、

「そば屋をみんなにとって楽しい場所にしたい。」というのがあります。

もし仕方なくもりそばを注文しているお客様がいるのなら、その方にどうしたら喜んでもらえるか。

まさに、それなのです。

 

この20年ほどグルメ漫画やテレビなどの影響もあり、そば屋というととにかく店もお客さんもストイックな感じだったり、うんちくが先行したり。

なぜか商品や店主、または逆にお客様が神様のように偉かったり。。

 

昔はそんな場所ではなく、ご近所の寄り合い場であり、地域文化の発信地だったはずなのですが。。

 

「敷居は低く、志は高く。お客様と共にあれ。」

それがさらせん店主の流儀です。

 

読み返すとなんだか散漫ですね(苦笑)

 

このところさよりの天ぷらが人気なので近々画像とともにご紹介します!